念願の平日キャンプ。
今日のお供はSUZUKIのソリオ。
2人分のキャンプ道具が楽々積めるし、前方の座席が広々していて快適な車内。
首都高から中央道を走らせること1時間半。
道志に入ってからの曲がりくねった山道、
前日の寒さがもたらした雪溶けの景色に気持ちが高揚してくる。
今回の目的地は椿荘オートキャンプ場。
到着まで後10分ほどの頃、美しい景色に思わず車を停める。
3月終わりに雪中キャンプ
ーーこの感じだと、サイト内にはまだまだ雪が残ってるかもね。
ーー雪中キャンプ風になるかなー?
春も間近の3月下旬にしては珍しい雪模様に期待が膨らむ。
予定よりも早く着いたこともあり、受付近辺を散策することにした。
ーー道志川まで降りれるところはありますか?
ーーこの道をまっすぐ行けば降りれるよ。そこまで遠くないところから行ける。
管理人さんに助言をもらって、川までくだってみることに。
力強い自然
綺麗だ。
澄んだ川の水に雪溶け残る木々たち。
これまた良いのが音。
ゴーーーーーっ。
比較的流れが強いところなのか、力強く太い音が響き渡る。
たまらない。
キャンプに来た
ってよりも
自然に会いにきた
って感覚の方が近いのかもしれない。
正解の無いお話なのだが、年々自然に会いにきた感覚が増している。
場内の木々たち。
力強い木々に囲まれつつ、設営作業を済ませる。
設営を終えた頃には天気が良くなってきて、太陽がちらり。
軽量キャンプに魅せられる
ミニマライズなキャンプを目指し、道具少なめの設営に。
今回ご一緒したのは、ULキャンプの先駆者とも言える「CAMPたかにぃ」。
ただ軽い道具を集めているだけじゃなく、
なるべく地面に近づいて寝たいという「就寝へのこだわり」。
たかにぃを見習って、当初の予定だったテント就寝をやめて、
タープのみのコットと寝袋スタイルで寝ることにした。
寒さに体が怯えながらも
小さな初体験に心が躍る。
設営も終えて小腹が空いてきた。
各々のサイトで料理を始める。
それぞれが自分のエリアで薪を焚べ、火を育てる。
ーー自然の熱源で作る料理は、なんだか2割増しだ。
雨がパラパラと降り始めた。
タープに滴る雨音に耳を傾ける機会もキャンプならでは。
自然が誇るASMRに癒されながら、日没を迎える。
至福の時間
すっかり日が落ちてからは、
お酒片手に焚き火を囲んで色々な話をする。
キャンプのことから、プライベートなこと。
将来のことや恋愛のこと。
分け隔てなく心の通うこの時間もたまらなく好き。
ディナータイムも織り交ぜながら、あっという間に時間がすぎていく。
寝袋コットのタープ泊、想像よりずっと快適な朝を迎えた。
夜の気温は2~3℃前後。
前日の雪で身構えていたが、この日は13℃まで上がったようだ。
心地の良い朝。
霜のついた寝袋コットをしっかり乾かしながら、
コーヒーを作る。
鳥のさえずりが心地よい。
次はハンモック泊にトライかな。
自然を大満喫の雪溶けキャンプとなりました。
この日のキャンプを動画でもどうぞ。
CALY MAGAZINE YouTube
MINIMALIZE GEARS
Photography: Yuki Ueno
Text: Ryu